本を読むのが好きなあなたも、そうでもないあなたも、こんにちは。
喉が痒すぎて困り果てているハルです。
今日はこの記事に引き続き、コトバに関するお話です。(つまり旅に関係がない)
軽い気持ちでいいから、応募してみませんかとお誘いをいただき
第32回アルク翻訳大賞(出版部門)に応募してみました。
こういうのに応募するのは初めて!
というか、小説の翻訳すること自体初めて!
英語を日本語に訳すという作業は、 もちろん中学生のころからやらされてきたわけですが、
(例:This is a pen. → これはペンです。)
それとは根本的に違う作業だなと思いました。
英語がわかることは勿論大切なんだろうけど
それは今の時代、辞書とインターネットがあれば かなり広範囲が「なんとかなる」とおもいます。
でもそれはあくまでも「なんとかなる」であって…
「著者の意図を読み取り日本語らしい日本語にできる」っていうのは
それぞれの単語の意味がわかることとはまったくもって別問題ということがよく分かりました。
(とはいえ、大学で英語を専攻していたにもかかわらず ほんの1ページの英文にこんなに沢山分からない単語があっていいのだろ うかと落ち込んだけど)
で、その「日本語にする作業」がもう楽しくて!
もちろん難しいし、 最終的に納得がいったかと言えば正直全く納得はいってないんだけど
考える過程が楽しいのです。
この子の性格は?このときの心情は?口調は?
今回はシリーズ物の一部だったので、これまでのシリーズの日本語版を読み、
(わたしは、そこまではできなかった...)
真新しく自分がはじめて日本語に訳すとしたら、責任重大!
作品自体をダメにしてしまう可能性すらあると思うんです。新しく生み出すわけじゃないから。
すでにある世界観を、正しく、別言語に置き換えるって途方もなく難しい作業だなと改めて感じました。
今回の出題範囲はA4で1ページ弱でしたが、1冊はとても訳せないと思うほど時間がかかりました。
翻訳者は当然わたしなんかよりずっと真剣に悩んで、 言葉を選びながら1冊の本を訳すわけで、
好きで、情熱があって、プロ意識がそうとう高くないとできない仕事だと思います。
ちなみに前回は大賞が該当なしだったんですって。
わたしは前回の佳作の人の訳も「すごい、もう、まんま本じゃん」(←感想が素人)と思ったんだけどなあ...
でも今回、初めてこういうことをやってみて強く思ったのは、
わたしはやっぱり言葉か好き。
日本語が、英語が、ではなくて
言葉を、文章を、考えて紡ぎだすのが好き!
正直結果はどうでもよくて (結果を出そうとしている人たちとは次元が違うということがよくわかっているので)
ただ単純に翻訳楽しかったなー!っていう率直な感想と、
今回の経験を通して再確認できた、自分の「好き!」をこれからも大切にしていきたいなと思って記念に書きました。
近々、温泉旅行に行く予定です♪
久々に旅ブログっぽいことを書けるように、楽しんできます^^
ハル
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