2017年2月12日日曜日

Google翻訳の進化と映画『her 世界でひとつの彼女』について


Google翻訳が進化しているらしい。
私自身はgoogle翻訳やその他いろいろなITっぽいことに疎いけれども
「単語じゃなくて文章単位で訳せるようになった」だとか、
「看板やメニューにカメラをかざすだけで翻訳できる」だとか、
とにかくその進化は目覚ましいらしいということを耳にはする。


仕事の一部として、ちょっとした英語の翻訳や通訳をしている私。
「ハル、仕事なくなるかもね」と、ダイ。


どうだろうか。

言葉はココロだと思う。
たとえば、「大丈夫」という言葉が「助けて」って意味だったりするように。

いつか翻訳機能が進化して、発した言葉が瞬時に他の国の言葉にされるようになって
音声も瞬間通訳されるようになって
海外との電話でも、訳された言葉がリアルタイムで聞こえてくるようになったとして
機械的な音声が「アイムオーケイ」と相手の耳に届けたとしたら、
繊細な言葉たちはどうなるんだろう



この週末、映画『her 世界でひとつの彼女』(スパイク・ジョーンズ監督・脚本/2013)を観た。
舞台は、近未来のロサンゼルス。人格を持つ最新の人工知能型OSに恋をする男を描いた物語。

相手は学習し、感情も、意思も持ち、限りなく人間に近づいて、でも人間ではない人工知能型OS
そうだとしても恋をしてしまったら?
そうだとしても愛することは、愛されることはできるのか?
ということを描いた映画。


観終わって 私の心に残ったのは、切なさや、さみしさや、疑問、複雑な気持ち


ただ、将来的に この映画のように人格を持つ最新の人工知能型OSというものが確立されて
もちろん翻訳、通訳なんてお手の物で、その上 語り手の思考を学んだ人工知能が
語り手の意思をすべて汲み取ってほかの言語に訳するようになったとしたら





なるほど、私の仕事なくなるかもしれない。







そもそも外国語を学ぶ必要もなくなる…?



翻訳や通訳に限らず ありとあらゆる仕事がこの世からなくなるのは何年後のことで、
そうなったとき人間は何をするのだろうか。






私は、何をするのだろうか。





そんなことをモヤモヤと考えた週末。



ハル
(でも、そしたら言葉の全く通じない国への旅行も怖くなくなるよね!)

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