子供の頃から本を読むのが大好きで
作家になりたいとも思ったし、図書館で働きたいとも思った 。
結局、本とは関係のない場所で働いているけれども
それでも本は今も変わらずわたしの日常の一部。
何かの本で、本が好きだから本に携わる仕事がしたいのにそれが叶わなかったと苦しむ女性がいた。
そんな彼女に、働いて得たお金で本を買う「読者」も、いや「読者」こそが本にとっては大切な存在だと誰かが教えていた。
赦された気がしたのは何故だったか。
北海道砂川市にいわた書店という本屋さんがある。
そのいわた書店の店主、岩田徹さんが始めたのが一万円選書。
読書記録と、仕事や人となりが分かるような簡単なアンケートを記入すると 岩田さんがその人にオススメの本を約一万円分選んでくれる。
普段自分では選ばない本、今の自分に適した本に出会えると口コミで広がり大人気になっているサービスだ。
そんないわた書店の一万円選書の抽選に当たり、
2016年10月15日 待ちに待った私のために選ばれた本が届いた。
2016年10月15日 待ちに待った私のために選ばれた本が届いた。
田村はまだか 朝倉かすみ
ファイティング寿限無 立川談四楼
楽園のカンヴァス 原田マハ
片翼チャンピオン 平野讓
チーム 堂場瞬一
きみのためのバラ 池澤夏樹
羆撃ち 久保俊治
イモータル 萩耿介
日本語が世界を平和にするこれだけの理由 金谷武洋
ガラパゴス 相葉英雄
誰かが私のために選んでくれた本を選ぶ機会はオトナになるとほとんど無くなる。
自分で選んだ本を自分で読んでいるうちに いつの間にか 自分のエリアが出来上がって
新しく選んだつもりの本も
実はすでに無意識が自分のエリアの中にあるとジャッジしたものからしか選べていないとしたら....
2015年から付けている自分の読書記録を振り返って思う。
本の選択には自己評価と経験と希望が複雑に絡み合っていて
私は気付かないうちに がんじがらめになっていたのかもしれない。
岩田さんはわたしの読書記録を見て、何を考え、どういう気持ちでこれらの本を選んでくれたのか。
「人は自分にもできることを何とか探して、それをひとつづつ つみ重ねて大きくなっていくのです。歳とともにあなただからできることが少しずつ増えていきます。そのうちにもしかしたら、あなたにしかできないことを発見できるかもしれません。勝負の行方は最終回にか買っています、諦めずにいきましょう。」
添えられた手紙のメッセージと、
本の中の字のその中にある宇宙に身を委ねて...
本の中の字のその中にある宇宙に身を委ねて...
ゆっくりと読み進めたいと思う。
ハル
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