2016年6月20日月曜日

新婚旅行② 歴史地区&テオティワカン&国立人類学博物館

メキシコシティ2日目(2016/04/28)

メキシコシティ 歴史地区、テオティワカン、国立人類学博物館 1日ツアー

この日は日本から申し込んでおいたHISの歴史地区、テオティワカン、国立人類学博物館の1日ツアーです。
ピックアップの時間も早いので、ホテルのカフェで朝食を。
ここでも手渡されるのはスペイン語のメニュー。英語のメニューはないらしくスタッフさんが片っ端から英語で説明してくれました。
ダイ(夫)はメキシカンブレックファスト、私はオムレツをいただきました。
これがどちらもとってもおいしくて感激。ドリンクは小さいサイズ(S)を頼んだのに余裕で日本のMくらいのサイズ。



朝食後支度をして、ホテルのロビーでツアーガイドさんを待ちます。
Emporio Hotelを選んだのは参加するツアーのピックアップ場所になっていたからです。

私たちのほかにもう一組カップルが参加していました。

まず向かったのは歴史地区。
ベリヤス・アルテス宮殿とソカロ広場を見て、メトロポリタン大聖堂の中へ。


ここのキリスト像は肌の色が黒いです。これはその昔、宣教師がキリスト教を広めるためにこの地に来たときに現地の人に受け入れてもらえるように現地の人の肌色に近いキリストの像を作ったからだそう。同様にマリア様の絵画も少し色黒。

メトロポリタン大聖堂の敷地内には 今の地面より下の部分が見えるようにガラス張りになっている箇所があって、そこからは昔の大聖堂の古い階段がのぞけます。

その次はシルバーロードの始まりの場所へ。ここは歴史地区という世界遺産の中にありながら個別に世界遺産として登録されているというちょっと変わった場所。

実際には世界遺産として記念のプレートがあるだけでしたが、シルバーがなければアメリカとも国交が盛んにならず、今のメキシコほど発展していなかったかもしれないので歴史的には非常に重要な場所です。


続いて、グアダルーペ寺院へ移動。
古い建物と新しい建物が並んでいます。古いほうは地盤沈下で傾きが大きくなっているため新しい建物を作ったそう。

ここには有名な奇跡のマントがあります。

ある先住民の少年の前にマリア様があらわれ、礼拝堂を立てるようお願いしました。少年はそれを司祭に説明しますが信じてもらえません。するとマリア様はもう一度少年の前に現れて季節外れのバラを咲かせて見せます。それをマントに包み司祭に証拠として持って行けというのです。少年が司祭の前でバラを見せようとマントを開くと、マントにマリア様の姿が浮かび上がったのです。この奇跡の物語をもとに建てられたのがグアダルーペ寺院ということで、奇跡のマントの実物が飾られているのです。

マントはNASAが染料調査を行い、この世には存在しないものだという結果が出たという話もあるそう。
本当かウソかわかりませんが、信者にとってはとっても重要な物語なのではないでしょうか。
グアダルーペ寺院の新しい建物の天井はマントに包まれたバラをイメージして作られています。
私たちがいった日もたくさんの方が礼拝に訪れていました。


歴史地区を一気に回り、いよいよテオティワカンへ移動です。
車で移動中の山の斜面に建つ色とりどりの家が見えました。


とってもカラフルでかわいい!
実はこれらの家は地方からメキシコシティに出てきた人が国有地である山に勝手に建ててしまった家だそう。
国有地に勝手に建てた家でも、たったの5年でじぶんのものになってしまうとか。
そしてカラフルな家に混じって多く見られるのがグレーの家。
これは税金対策で、まだ家は完成していませんよ(完成した時点から家に税金がかかる)というアピールなんだそう。
それぞれの国や地域に様々な事情があって、そういうことを実際に見て感じて知れるのが海外旅行の面白いところだなと改めて思いました。

ちなみにメキシコ人の運転はかなり荒く、ウインカーなんて出さずにガンガン車線変更して結構なハイスピードで進みます。
そんなドライブを楽しみながらテオティワカンに到着。

敷地もピラミッドも想像より大きい!!!!!
歪んでますが、パノラマ写真↑


そして入るやいなや獣の鳴き声が…
と思いきや獣がいるわけではなく 獣の鳴き声の笛が売っていました。
ちょうど現地の小学生が遠足に来ていたようで、子供たちがこぞってその笛を買い、みんなで吹いていたので獣の声がたくさん聞こえたわけですね。

かわいいなー子供たち。あんなに楽しそうに笛を吹いて。とほほえましく見ていたら横でダイが一言「欲しい!!!!!」
ええええー!売人さんめっちゃ子供(あきらかに低学年)に囲まれてますけど・・・

欲しくてたまらないらしくじっと団体を見つめるダイ。
子供たちが去るまで待とうと言い聞かせ、まずは月のピラミッドにのぼることに。


月のピラミッドは途中までしか登れませんが、そこまで登ると太陽のピラミッドを背景にいい写真が撮れます。
私たちも、ちょうど居合わせた外国からの旅行者の方にとってもらいました。

少しお話しして、いざ降りようと思ったら階段が急!!!!
登るときも急だと思ったけど上からみると本当に角度がすごい…。

高所恐怖症の方はご注意ください。



次は太陽のピラミッドへ。
太陽のピラミッドは世界で3番目に大きく、またてっぺんまで登ることができます。
月のピラミッドからでも十分大きく見える太陽のピラミッド。でも実際歩いてみるとなかなかの距離があります。

ようやくふもとまでたどり着いて、見上げると大迫力。

休む間もなく登り始めます。こちらの階段はそんなに急ではないですが、登っても登ってもまだ上が・・・・。
途中で休みながらなんとか頂上までやってきました!
頂上では現地の高校生に写真を撮ってもらいました。

そして また長い長い階段を下りて下にたどり着くとちょうど笛の売人のおじさんが!


嬉しそうに値段を聞くダイ。
売人「500ペソ」
高い!!!!!!笑
小学生が買えるんだからそんな高いわけなかろう。
完全に日本人価格。
その後値切り続けて60ペソで購入。たぶん小学生はこの3分の1くらいの値段で買ってるんとは思いますがおじさんもなかなか手ごわかった。

↑獣の声の笛。

でも、こういう値切り交渉は楽しいですね。
日本ではなかなかそんな機会もないので。

見応えも登り応え(?)もあり、大満足のテオティワカン観光でした。


つづいて、国立人類学博物館へ。
博物館というと静かでガラス張りの中の物を眺めるというイメージだと思いますが、ここは違います。本物に触れちゃう。(レプリカもあります)

しかも物のサイズ感が日本とは違って大きい!
ひとつひとつがドーン!とおいてあります。

ドーン!
ドーン!
ドーン!


たった今、見てきたテオティワカンについてのエリアやパカル王の翡翠の仮面など、とても興味深く見ることができました。

でも、最もインパクトがあったのは生贄から取り出した心臓を入れるためのもの(クアウシカリ)や、巨大なアステカカレンダーがあるアステカのエリア。
アステカ族は、生きた人間から心臓を取り出して神にささげていたそうです。
生贄をしすぎて、自分の部族だけでは足りなくなり他の部族からも生贄として人を捕まえてきたりもしていたそう。。おそろしい。。


残念ながら全体を見て回る時間はなく、一部の展示物しか見ることはできませんでしたが 本当に行ってよかったと思う場所です。
写真OKなのも嬉しいですね(フラッシュはNG)!

ツアーはこれで終了。車でホテルまで送り届けてもらい解散です。


ホテルに戻ったのは16時ごろ。まだ明るいのでシウダデラ市場へ行くことにしました。

実は初日に行くことも検討したのですが、夜暗くなってからは歩くのが危険といわれたので2日目に回したのです。
20時頃には暗くなってしまいますが、16時からならなんとか明るいうちに帰ってこれそう!

ホテルの人に地図をもらい道を教えてもらっていざ出発!
しかし・・・・教えられた場所に市場がない!
何度も通りの名前を確認し、地図を見比べますがやっぱりない。



通行人も少なめの通り。(たしかにこんなところに市場はなさそう)
困った。

そこへ犬の散歩をしている若い女の子二人組(姉妹?)が通りかかったので
ガイドブックの住所をゆびさしながら、一応英語で道を教えて欲しいと声をかけてみました。

英語は通じてないけど、どうやら場所はわかるようで道順を説明してくれているようですが…全部スペイン語。わからない。

私たちにスペイン語が通じてないことがわかったようで、結局、市場まで連れて行ってくれました。
とても親切で、本当にありがたかったおねがいガーベラ

市場までの道でもスペイン語でいろいろ話しかけてくれて まったく聞き取れないけど、答えを選択式にしてくれたので(”◎$○☆×~?Japon?”  “Japon‼”  ”$◎×○☆~?Sapporo?Tokio?”   “Tokyo!TOKIO!”)
なんとか日本の東京から来たということだけは伝えられました。


無事、市場にたどり着きいよいよお買い物!
お店はたくさんあり市場!って感じですが人があまりおらず、店員さんもやる気なし。

アジアのような値切りは交渉がほとんどできなかったのであまり安くお買い物はできませんでしたが、お土産を購入する必要あるためいくつか小物を購入。

ホテルまでは標識を見ながら大通りを目指しなんとか戻ることができました。
途中かなり安そうな屋台とかもあって少し気になりましたが観光客はおらず、衛生面も心配だったのでチャレンジはしませんでした。

いったんホテルへ戻り、夕食をとるために再び外へ。
結局、1日目と同じTACONTENTOでタコスを食べました。
やっぱり美味しい!!

でも、この日一番美味しかったのはツアーに組み込まれていたレストランで食べたこれです。↓
これは揚げたトルティーヤに大量の砂糖をまぶしたデザート。
トルティーヤは薄いからといって、なめてはいけません。なんと1枚ででご飯1杯分のカロリー。それを揚げて、こんなに砂糖をまぶしたら...考えただけでおそろしいですよね!
でも本当に美味しかった~~ラブラブ



メキシコシティはこの日で終わり、この翌日にはカンクンへ移動です。
ホテルへ戻りカンクンの空港からホテルへの移動を調べてみるとどうやらカンクンのタクシーは高いらしい。

そこでエクスペディアの乗合タクシーを申し込むことにしました。
カンクン国際空港からホテルゾーンまで一人当たり1,415円。

Wi-fiがあるのでネットで申し込めますが、その後電話でも到着時間などを伝える必要あります。
現地でSIMなど購入しない場合はご注意ください。


メキシコシティからカンクンへのフライトは早朝の出発なのでこの日は早めに就寝。




メキシコシティは本当にワクワクする町で大満足でした。1日では時間が足りないくらい。
日数に余裕のある方はぜひもっと長くステイして下さい!!




つづきます。

ハル

0 件のコメント:

コメントを投稿